ラオスの観光客の主たる目当ては、古都ルアンパバーンや中国桂林を思わせる奇岩で有名なバンビエンだろう。そして、ヴィエンチャンを経てタイに入る。俺自身もラオスには4回くらい来ていたが、南部に足を伸ばしたことはなかった。
そこで、今回は南部の中心都市パクセーに行くことにした。移動手段は寝台夜行バス。寝台列車ならぬ寝台バスとはどんなものなのか?とりあえず、バス・ターミナルへと向かった。
ヴィエンチャンからパクセーまで片道15万キップ(約1800円)。この国の物価を考えるとかなりの額だ。寝台は広いのかチケット売り場のお姉ちゃんに聞く。「広い!広い!」と腕を広げる。よしよし。
出発は午後8時半。バスの正面には“KING OF BUS”と電飾が輝いている。かなり自信があるようだ。よしよし。
乗り込むと自分のベッドを探して・・・先客がいた。まだ学生のようなお兄ちゃんだ。あれ?英語が少し話せる彼に説明を聞くと、どうやら一つのベッドを二人でシェアするらしい。おいおい!それも全然広くねえじゃねえか!
仕方ないので横になった。お互いの肩が思い切りあたる。あ~、横にいるのが女の子だったら天国なのに。まあ、むさ苦しいデブのオッサンじゃないだけましか。はっ、それって俺じゃねえか!
出発してしばらくすると明かりが消えた。まだ午後9時なのに・・・小学生じゃねえ、寝れねえよ!とか思いながら、いつ間にが眠りに落ちていた。
翌朝、定刻の午前6時にパクセー着。
トイレが綺麗だったのが救いだった。
文・写真 梅本昌男


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